「年収1000万円を目指して転職したい」
「今よりもっと稼げる会社へ行きたい」
「高年収求人へ転職すれば、本当に年収は上がる?」
このように考えている方もいるのではないでしょうか。
営業職を中心に、成果や役職によって年収1000万円以上を目指せる仕事はあります。
代表的なのは、
- 買取営業
- 不動産営業
- 保険営業
- 高単価商材営業
- 人材営業
- IT・SaaS営業
- M&A仲介
などです。
しかし、「年収1000万円可能」と書かれた求人へ転職すれば、必ず年収が上がるわけではありません。
高年収求人ほど、
- インセンティブ比率が高い
- 営業成果によって収入が変わる
- 高い目標が設定されている
- 採用難易度が高い
- 営業方法が会社によって大きく異なる
といった特徴があります。
そのため、高年収転職で重要なのは、
「年収の高い会社へ入ること」ではなく、「自分が入社後に成果を出し、高年収を再現できる会社を選ぶこと」
です。
この記事では、営業・販売・接客経験者の年収アップ転職を支援する「年収1000万円転職エージェント」が、年収1000万円を目指す転職で失敗しやすい人の共通点と、求人選びで注意したいポイントを解説します。
年収1000万円を目指す転職で最も重要なこと
高年収転職では、次の3つをセットで考えることが重要です。
年収ポテンシャル × 内定可能性 × 入社後に成果を出せる可能性
です。
年収ポテンシャルだけが高くても、採用基準を満たしていなければ内定を獲得できません。
また、内定を獲得できても、入社後に成果を出せなければ想定していた年収には届きません。
だからこそ、求人票の「最高年収」だけでなく、自分との相性まで考える必要があります。
年収1000万円転職で失敗する人の7つの共通点
1.最高年収だけを見て会社を選ぶ
最も多い失敗の一つが、
「一番年収が高そうな会社を選ぶ」
ことです。
求人を見ると、
「年収1000万円可能」
「最高年収2000万円」
「20代で年収1500万円」
といった表現を目にすることがあります。
もちろん、実際に高年収を実現している社員がいることは重要です。
しかし、確認したいのは、
その年収を自分も再現できる可能性があるか
です。
例えば、
営業社員100人のうち1人だけが年収1000万円を超えている会社と、
営業社員100人のうち20人が年収1000万円を超えている会社では、
同じ「年収1000万円可能」という求人でも意味が異なります。
確認したいのは、
- 年収1000万円以上の社員数
- 中途入社者の年収実績
- 未経験入社者の年収実績
- 平均的な年収
- 高年収に到達するまでの期間
などです。
最高年収より再現性を確認しましょう。
2.インセンティブだけを見ている
高年収営業ではインセンティブ制度が重要です。
しかし、
「インセンティブが高い」
という理由だけで会社を選ぶのは危険です。
例えば、
インセンティブ率が高くても、
- 固定給が低い
- 商談機会が少ない
- 顧客獲得をすべて自分で行う
- 商品が売りにくい
- 支給条件が厳しい
というケースもあります。
重要なのは、
インセンティブ率 × 成果を出せる環境
です。
インセンティブが高くても、成果を出す機会がなければ高年収にはつながりません。
3.営業方法を確認していない
同じ営業職でも、営業方法によって仕事は大きく異なります。
例えば、
- 反響営業
- テレアポ
- 飛び込み営業
- 紹介営業
- 店舗営業
- 法人営業
- ルート営業
などがあります。
販売・接客経験者の場合、来店や問い合わせを起点とする反響営業の方が、これまでの経験を活かしやすい場合があります。
一方で、
「人と話すことが好きだから営業なら何でもできる」
と考え、テレアポや飛び込み中心の会社へ入社すると、思っていた仕事と違うと感じることがあります。
求人を見るときは、
誰に、何を、どのように売る営業なのか
を確認しましょう。
4.「有名業界だから」という理由だけで応募する
高年収を目指す人から人気があるのが、
- M&A仲介
- コンサルティングファーム
- IT・SaaS
- 外資系企業
などです。
これらの業界には、実際に高年収を目指せる求人があります。
一方で、採用ハードルも高い傾向があります。
例えばM&A仲介では、
- 法人営業経験
- 金融経験
- 経営者向け営業経験
- 高い営業実績
などを重視する企業があります。
高年収のIT・SaaS営業でも、
- 法人営業経験
- 無形商材営業経験
- IT業界経験
- SaaS営業経験
などを求める場合があります。
特に販売・接客経験のみの場合、
「M&Aが一番稼げそうだから」
「ITなら将来性がありそうだから」
という理由だけで応募しても、内定獲得が難しい場合があります。
まずは、
今の経歴からどの業界なら内定を狙えるのか
を考えることが重要です。
5.転職した瞬間に年収1000万円になると思っている
営業未経験者や販売・接客経験者の場合、
最初の転職でいきなり年収1000万円になるとは限りません。
例えば、
販売職→ 買取営業→ 営業実績をつくる→ 年収1000万円
というキャリアがあります。
また、
接客職→ 不動産営業→ 営業成績上位→ 高年収
という方法もあります。
さらに、
販売職→ 法人営業→ IT・SaaS営業
や、
販売職→ 営業職→ 高い営業実績→ M&A仲介
など、段階的に市場価値を高める方法もあります。
年収1000万円を目指すなら、
「次の転職で1000万円になるか」だけでなく、「次の転職で1000万円へ近づく経験を積めるか」
を考えましょう。
6.年収以外の条件を確認していない
高年収求人を見ると、給与ばかりに目が向いてしまうことがあります。
しかし、転職後に長く働くためには、
- 休日
- 残業
- 勤務時間
- 勤務地
- 転勤
- 営業方法
- 評価制度
- キャリア
なども重要です。
例えば、
「年収は高いけれど全国転勤がある」
「インセンティブは高いが休日が希望と合わない」
「高年収だが新規開拓中心だった」
といったミスマッチが起こる可能性があります。
年収1000万円を目指すことと、自分の希望する働き方は両立できるのか確認しましょう。
7.自分の強みを理解せずに求人を選んでいる
高年収転職では、求人側の条件を見るだけでなく、
自分がどんな営業で成果を出しやすいのか
を理解することが重要です。
例えば、
販売・接客経験者の中でも、
- 初対面のお客様との関係構築が得意
- 高単価商品の提案が得意
- リピーターをつくるのが得意
- 数字を追うのが得意
- 店舗運営・マネジメントが得意
など、強みは異なります。
営業経験者でも、
- 新規開拓
- 反響営業
- 法人営業
- 個人営業
- 高単価商材
- 無形商材
- マネジメント
など、得意分野は違います。
例えば、新規開拓が得意ではないのにテレアポ中心の会社へ行くより、反響営業で高い成果を出せる会社の方が、結果として年収が高くなる可能性があります。
年収1000万円求人を見るときに確認したい10項目
1.基本給
インセンティブを除いた固定給を確認しましょう。
高年収を目指せても固定給が低い場合、成果が出るまで収入が不安定になる可能性があります。
2.インセンティブ制度
何を達成したら、いくら支給されるのか確認します。
支給条件が明確かどうかも重要です。
3.実際の年収実績
最高年収だけでなく、複数の社員がどの程度稼いでいるのか確認しましょう。
4.未経験・中途入社者の実績
自分と近い経歴の社員が活躍しているか確認します。
5.営業方法
反響営業なのか、新規開拓なのか。
テレアポや飛び込みがあるのか。
仕事内容を具体的に確認しましょう。
6.集客力
反響営業の場合、会社の集客力は成果に大きく関係します。
営業担当者へ十分な顧客が割り振られるのか確認しましょう。
7.商談機会
営業担当者1人あたり、どれくらい商談機会があるのかも重要です。
成果を出したくても、顧客と話す機会が少なければ難しくなります。
8.研修制度
営業未経験者の場合は特に重要です。
- 商品知識
- 営業方法
- ロールプレイ
- OJT
- 上司の同行
などがあるか確認しましょう。
9.評価制度
売上だけなのか、粗利益、契約件数、顧客満足なども評価されるのか確認します。
10.休日・勤務地・転勤
長く働ける環境か確認しましょう。
高年収でも、自分が求める生活と大きく合わなければミスマッチにつながります。
販売・接客経験者が特に注意したいポイント
販売・接客経験者は、
「営業未経験だから高年収は無理」
と考える必要はありません。
一方で、すべての高年収営業と相性が良いわけでもありません。
販売・接客経験者が活かしやすいのは、
- ヒアリング
- 顧客対応
- 提案
- 商品説明
- クロージング
- 数値目標への意識
などです。
そのため、
- 買取営業
- 不動産営業
- 保険営業
- 高単価商材営業
などは比較的検討しやすい仕事です。
特に、来店や問い合わせを起点とする営業方法であれば、これまでの接客経験と共通点が多い場合があります。
高年収転職で成功しやすい人の特徴
失敗する人とは反対に、高年収転職で成功しやすい人には一定の特徴があります。
実績を数字で説明できる
営業経験者なら、
- 売上
- 達成率
- 契約件数
- 社内順位
- 表彰
などを整理しています。
販売経験者なら、
- 個人売上
- 店舗順位
- 販売件数
- 客単価
- 目標達成率
などを説明できます。
自分の強みを理解している
どの営業方法なら成果を出しやすいのか理解しています。
会社を比較している
1社の最高年収だけで決めず、複数求人を比較します。
長期的なキャリアで考えている
最初の転職だけでなく、その後のキャリアまで考えています。
年収1000万円を目指すなら「年収ポテンシャル」だけを見ない
高年収転職では、
年収ポテンシャル
だけが注目されがちです。
しかし、本当に重要なのは、
年収ポテンシャル × 内定可能性 × 入社後の再現性
です。
例えば、
A社
年収ポテンシャル:非常に高い内定可能性:低い入社後の相性:不明
B社
年収ポテンシャル:高い内定可能性:高い入社後の相性:高い
という場合、必ずしもA社の方が良いとは限りません。
B社で営業成果を出す方が、結果として年収1000万円へ早く近づける可能性があります。